ニルトの北部に位置する、険しく一年中雪に覆われた極寒のバルカ山脈に広がる北方人の国。
皇帝グラスが国の長であるが権限は無いに等しく、国を動かしているのは軍部と、ラスファ教から派生したキロス地方独自宗教であるウィンガの教会である。
厳しい気候とニルトの他の地に比べて痩せた土地のために食料の生産性は低く、国民たちへの食料は厳密に管理された配給制で提供されている。
過酷な生活環境は宗教への依存を高めることになり、
民衆の教会に対する忠誠心は高い。