story

痴漢愛好者たちの集う闇の組織『蛮痴漢(ばちかん)』
そこでは『触り手』と呼ばれる痴漢達が、その猥褻行為を
会員たちに向けて動画配信していた。
『蛮痴漢』の会員たちは、その過激な痴漢動画に興奮し、
『触り手』である痴漢たちへ多額の報酬を投げ込んでいた。
どこか満たされず、暗澹とした日々を過ごしていた
無職の青年、草壁 喜壱(くさかべ きいち)
フリーの痴漢である彼は、ある日謎の人物『カメオ』から、
この組織――『蛮痴漢』で痴漢を配信しないかとスカウトされる。
痴漢は自分自身が愉しむためであり、他人のため、金のために
行う事ではないと考えていた喜壱だが、
その高い痴漢技術をカメオから称賛された事をきっかけに
腕試しとして『蛮痴漢』で痴漢配信を行う事を決心する。
欲望渦巻く満員電車の中、喜壱はその卓越した痴漢の技と、
女の「痴漢願望」を見抜く異能の「眼」を武器に
数多の女を快楽のるつぼへと堕としていく。
喜壱の前に立ちはだかる『蛮痴漢』の痴漢ライバルたち。
そして法の番人、痴漢撲滅組織の猟犬が、喜壱の喉笛を狙う。
痴漢依存症となった女たちが乗せられる『箱舟』とは何なのか。
そして痴漢愛好会『蛮痴漢』の真の目的とは?

――魑魅魍魎が跋扈する、混沌現世の闇の中。
喜壱の秘技が、女の欲望を暴き出す。
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