CHARACTER

酒場『天駆ける雄羊』亭の看板娘にして、ギルドマスターの一人娘。
父と共に酒場を切り盛りしつつ、ギルドの事務も一人でこなす有能な少女。
育った環境のためか、人当たりがよく気が利き、誰に対しても
分け隔てなく笑顔で接する事ができる。
その優しさと、思わず甘えたくなる包容力から酒場での人気は高いが
時には微笑みながら鋭い言葉を投げかけてくることもあり、
酒場の常連やギルドの中では『ルージットを怒らせてはいけない』
というのが不文律となっている。

凄腕の女戦士。
剣技には絶対の自信を持つ、口は少々悪いが気立ての良い娘。
『天駆ける雄羊』とライバル関係にあるギルド『黒曜の虎』に所属している。
自分同様、剣技に定評のあるエドガーを一方的にライバル視しており
『天駆ける雄羊』亭にたびたびやってきては挑発的な言葉をかけてくる。
だが内心では『天駆ける雄羊』とエドガーに再起してほしいと
願っており、彼女なりに発破をかけているつもりのよう。

敬虔なミストラ(Mistra)の宣教師。
妖艶な色香を漂わせながらも、丁寧な言葉遣いと
落ち着いた物腰で相手に接する美女。
この地方ではほとんど知られていないミストラ教の教えを広めるため
旅を続けている。
『ミストラ神』を崇めているが、盲目的にその奇跡の力に頼る事はなく
人々の信仰を論理的な視点で、かつ研究対象として捉えている。

一見無表情で淡々としているが、実はお喋り好きな少女。
エドガーを『偉大な冒険者の先輩』としてリスペクトしている。
ベテラン冒険者の話を聞くと『なるほど、勉強になります』と、
すぐにメモをとる癖がある。
人里離れた森で自然と融和した静穏な生活を送っていたが、
迷い込んだ人間が残した冒険者の物語に夢中になり
外の世界に憧れ森から旅立つ。

年齢不詳の狼の獣人。
小柄だがふてぶてしく、どこか貫禄を感じさせる不思議な娘。
迫害されることの多い獣人であることを逆手に取り、したたかに生きる。
初対面の人間に対する警戒心は強いが、一度気に入った相手には
心を開き、相手の種族や性別、年齢などは気にせず対等に接する。
見た目とは裏腹にセックスのテクニックは豊富で、
常に自分がリードして行為を愉しむ。

自己鍛錬を重ねる事に執心する、マゾヒストの女武闘家。
だが自分が強くなればなるほど、相手からの攻撃を受けることが無くなり
痛みや傷から遠ざかるという被虐性癖との矛盾に葛藤を抱えている。
男女関係については大らかで開放的な性格。
お互いが楽しむ事が一番だと考え、肉体と肉体をぶつけ合う
健康的な激しいセックスを好む。
その一方で他人に隠れての行為や羞恥心を掻き立てられるエッチは苦手。

世界中の迷宮に眠るお宝を狙う、探検家にしてトレジャーハンター。
普段は飄々としているが、未知の発見やお宝を前にすると
目の色を変えて興奮する。
親しみやすい性格で、エドガーに対しても友達感覚で気軽に付き合う。
お金にも執着はあるが、それ以上に未知の秘宝や伝説の真実を追う事に
ロマンを求めている。
地下迷宮の底、太古の神殿に眠ると言い伝えられている財宝を狙う。

常に冷静沈着で思慮深いウィザーの才女。
自らの種族や出自に対する引け目などは全く感じさせず
中性的かつ落ち着いた喋り方で、自分の事もまるで他人のように
客観的に語る癖がある。
興味はあるものの男性経験は皆無で、手を握ったことさえ無い。
自分には女性としての魅力が無いから、と異性との関係を
端から諦めている節がある。

東方の国、サン出身の東方人。
仕えていた大名が戦で滅んだ為、現在は何処にも属していない。
国を出てからは、その類稀なる美貌とクノイチとしての技術で
様々な者たちに取り入り稼ぎ続けてきた。
寡黙だが、どこか神秘的で妖艶なその微笑みは多くの男たちを惹きつける。
だが、ひとたび交わり始めると豹変して多弁になり、言葉で男を責めながら
積極的に快楽を貪る。

常に前向きで好奇心旺盛な青年。
未知の体験を求めて冒険者となり、世界中を旅してきた。
ここ数年はギルド『天駆ける雄羊』に身を寄せ、稼ぎ頭として活躍していたが
ある日迷宮内で謎の魔物に襲われ、その時の後遺症で
迷宮の探索や戦闘が不可能な身体となってしまう。
冒険者としては半ば引退した身のエドガーだが、長年の冒険者生活で培った
経験を頼りに、ルージットと共に冒険者ギルドの再建に乗り出す。

レプリカ(replica)
マジックアイテム

エドガーが知り合いの商人からもらった人形。
コマンドワードを唱えると、視聴覚を共有して
自分の手足のように操ることができる。
冒険に出ることのできないエドガーは、
レプリカに乗り移って冒険者たちに同行する。

巨大な鎚を握る高齢のドワーフ。
年齢相応の落ち着きを持つ、思慮深い男。
常に眉間に皺を寄せ、不機嫌な様子だと思われる事も多いが
ミートパイが大のお気に入りで、口に運ぶ時は思わず顔がほころぶ。
石と火があれば、何処でもドワーフとして生きられるという信念を持つ。
先祖の土地の奪還にはあまり興味が無いため、
ダントルにいる同族たちとは少し距離を置いている。

無類の女好きで、モテたい一心で成功者を目指している軽薄な男。
家は代々製靴職人の家系だったが、地道に生きるのは御免だと
実家を飛び出し、コソ泥まがいの仕事に手を染める事に。
実力がつき始めてからは、盗賊ギルドからの誘いもあったが、
群れる事を嫌う性格故に断り、現在も一人で『仕事』を続けている。
ルージット目当てで『天駆ける雄羊』亭へやってくる常連の一人であり
その縁で冒険者ギルドに加わることになる。

常に口元を隠している、口数少ない青年。
ブライトリーフである事を目立たせないため、長い髪で耳を隠している。
不愛想で偏屈に見えるが、その実は心優しく、強い正義感を持つ。
魔術の腕は確かだが、己の力を過信している節があり、
困った場合は全てを魔法の力で解決しようとする。
人前で魔術を行使する際に、芝居がかった台詞や所作を
披露する癖がある。

いつもマイペースで、捉えどころのない青年。
自然との繋がりを絶った生活を送る者が多いウィザー・エルフだが、
シモンは自然を愛しており、深い森の中で独り
レンジャーとしての生活を送っていた。
とある理由から、冒険者ギルドの一員となる。
都会や人混みは苦手だが『天駆ける雄羊』亭はなぜか落ち着くのだという。
何事もスマートにこなすが、自分の本心はなかなか見せようとはしない。

バーランド卿配下の騎士。
希少種族の出身として、同族のリザードマンたちの名誉のためにも
模範的な騎士であろうと常に心掛けている。
少し融通が利かないところがあるが、真面目で信頼できる男。
誰にでも分け隔てなく親身に接するルージットに感銘を覚え、
一人の騎士として彼女を守ると誓う。
リザードマンの特性から非常にタフで腕力も強いが、気温の変化には弱い。

長身で屈強な体躯の男。
西方生まれの人間だが、東方の文化に強い感銘を受けた事を切っ掛けに
単身サン国に渡り、剣術の修行を受け見事サムライとなった。
いかつい見た目に反して表情は柔らかく豊かで
普段は飄々としていて人当たりの良いオヤジ。
その性格から滅多な事で柄に手をかける事はないが、
ひとたび刀を抜くと、鋭い殺気を放つ凄腕の剣士へと変貌する。

年若く小柄な牛の獣人。
外見こそ幼く見えるが温厚かつ理知的な人格者であり、獣人たちの
コミュニティでも精神的支柱としての役割を持つ人物。
そこにいるだけで周囲の人間に安心感を与える、不思議なカリスマ性を持つ。
あらゆる人々の信仰の多様性を認める、という教義だけが現在に残る
『名も無き神』を信奉しており、様々な宗派の者たちを信徒として許容している。
獣人だけでなく、全ての種族の平和的共存を願い行動する。

真鍮製の、どこか温かみのある丸みを帯びた形状のゴーレム。
ルージットが生まれるより前に『天駆ける雄羊』亭に来た客から
半ば強引にマスターへ譲り渡され、それ以来
酒場のマスコット的な存在になっている。
片言ではあるものの、共通語での会話が可能だが
言葉選びのセンスがどこかずれている。
腹部内には、湯を沸かす・食材を焼くなどの調理機能を有する。

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